この記事では、実際に私が経験した、39歳で妊娠発覚してからの様々な葛藤や、産む決心をするまでの、実体験を書いています。考え方は個人によると思いますが、一つの参考として捉えてもらえると嬉しいです。
我が家の家族構成は、4人家族と犬1匹です。(妊娠発覚時の年齢)
- 私(39歳)
- 夫(39歳)
- 長男(中1:13歳)
- 長女(小5:11歳)
- 犬(チワワ:1歳)
高齢出産とは
私の妊娠が発覚したのは39歳の夏で、後2ヶ月で40歳を迎えるというタイミングでした。
一般的に、高齢出産とは、35歳以上の初産婦、もしくは40歳以上の経産婦とのことなので、高齢出産に当てはまります。
高齢なので妊娠する確率も低いものの、妊娠後も高齢であるがゆえに、母体や胎児に対して様々なリスクの可能性が高くなります。
例えば、流産のリスクが高くなる、発達障害、ダウン症のリスクが高い、などです。
妊娠発覚
まさか違うだろうと思っていた中、1ヶ月以上も生理がこないため、いよいよ家にあった古い妊娠検査薬で一旦調べてみることに。
すると、陽性反応になるではないですか。。。!
既に使用期限が切れている検査薬だったため、間違いかもしれないと思い、急遽ドラッグストアに走り、新しい検査薬を買って調べてみました。
すると、やっぱり陽性反応せです。もうこれは疑う余地がないなということで、その夜旦那さんに打ち明けました。
旦那さんの反応は、驚いてはいるものの、私よりは落ち着いているようでした。
彼から言われたのは、『俺はせっかく授かった命なんだから産んで欲しい気持ちはあるけど、産むのは俺じゃないから、産むかどうかの判断は任せるよ』と。
気遣いのある優しい言葉使いに嬉しい気持ちと、最終的な判断は私がしなくちゃいけないんだな…という不安が一気に出てきました。
産むかどうか迷ったポイント
それから病院に行くまでの数日、産むのかどうか迷ったのは事実です。
迷った理由は下記です。
- 既に2人の子宝に恵まれ、今が幸せなこと
- 仕事にも油が乗ってきている時期なのに、また自分のキャリアが止まってしまうこと
- ようやく落ち着いて来た育児なのに、また1から育児を始められるのか、という漠然とした不安
- 40歳での出産と、40歳からの育児の体力的な心配
- 高齢出産でのリスク(健康な子が産まれるという補償がない中の出産になること)
- 経済的なお金の不安
というような様々な不安や葛藤があり、産むと産まないとでは今後の家族の人生が大きく変化する決断になるので、プレッシャーを感じていました。
『私はどうしたいんだろう・・・』
そこで参考にしたのは、同じような年齢で出産に至っている方の経験談でした。高齢出産や歳の差兄妹についての記事やブログ、youtubeを読みあさりました。
産む決心がついたきっかけ
色々と調べていく中で出会ったのが、
助産師HISAKOの子育てチャンネル のyoutubeです。
12歳のお子さんを出産されている助産師の方で、キャラクターがとにかく明るい。40代からの妊娠・出産・育児も全然いけるで〜という感じで、むしろメリットもあるよと話されていてかなり勇気づけられました。
いろんなことに対して怖がっていたものの、今このタイミングで授かったのは何かの縁だろうし、私や夫が健康であるからこそ授かれた命なんだし、まずは自信を持とう!と前向きになれました。
そしていよいよ産婦人科に来院し、心音を聞くと、何を迷っていたんだろうというほどスルッと納得している自分がいました。
診察室には夫は入れなかったのですが、診察が終わってすぐに、『妊娠していたよ!産もうか^^』と話していました。
周りへの報告タイミングと反応
まず報告する相手は、下記の人というタイミングは下記にしました。
- 子供たち・・・夏休みに入ってから(産婦人科での診察から数日後)
- 両親・・・・・子供のたちの後。食事会があったのでその際に。
- 私の職場・・・1ヶ月後
- 近所のママ友・・1ヶ月後
- 夫の職場・・・安定期に入ってから(5ヶ月を過ぎてから)
- SNSでの報告・・産休に入ってから(8ヶ月過ぎたあたり)
子供たちへの報告
判明したのが夏休みに入る数日前だったのですが、子供たちに今すぐ伝えてしまうと学校の友達や近所の人にも話してしまう可能性も考え、子供たちへの報告は、夏休みに入ってからにすることにしました。
まず子供たちへの報告は、反応が楽しみだし良い記念になるだろうということで動画を撮ることに。
スマホをセッティングして、大事なお話があるよ、と話し始めたことで2人はいつもと何か違うという雰囲気が伝わってソワソワしていました。
旦那さんが、『パパとママから重大なお知らせがあります。さて何でしょう?』とクイズ形式で話し始めました。
すると、『宝くじ当たったの?』『スマホ買ってくれるの?』など、子供らしい、いろいろな意見が出ました。
ただ、想像もつかなかったみたいで、なかなか当たりにはなりません。なので、しばらくしてもう答えを言っちゃうことに。
『来年、新しい家族が増えます!』
『えぇーーーー!!子ども??子供ってこと??』とハテナが飛んでいるように目を丸くする長男。
『嘘だーー!本当に?ほんとに??』と何度も聞き返す娘。
すると娘は、笑いながら部屋を走り回り始めました。じっと座っていられなかったようです^^
『来年の3月には、お姉ちゃんになるね!』と娘に話すと本当に嬉しそうにしてくれました。友達とも妹が欲しいね、と会話していたようです。(この時点では性別は分かりませんが)
ママは40歳の高齢出産になるから、いろんなリスクもあって本当にちゃんと無事に産まれてくれるかは分からないけど、二人ともできるだけいろんなお手伝いをして協力してね!と伝えました。
両親への報告
子どもたちに伝えた同日、義父の誕生日祝いを兼ねて両親と家で食事会をする予定があったので、その際に話すことにしました。
『実は今日は報告があって、、、3人目を授かりました。予定日は来年の3月だよ』と伝えました。
両親も義両親もかなり驚いた様子でしたが、とても喜んでくれました。
特に義母に関しては、『もう赤ちゃんを抱っこできることはないと思ってた。ありがとうー!』という感じで、お酒も入っていたため感動して涙を浮かべてくれました。
予想外に好反応だったので、なんだか産み育てる自信が湧いてきたのと、みんなの期待を裏切らないように無事に出産しなければ!という使命感が強くなったのを覚えています。
私の職場への報告
まだ安定期に入っていないタイミングだったものの、キャリアの話を上司と進めていたため、これは早めに伝えなければ部署の組織体制や人事にも関わる!!ということで発覚後から1ヶ月には上司に話すことにしました。
ちょうど私的にも今よりもさらにキャリアアップして昇格試験を目指していこうかと考えていた矢先だったため、出産を決意したことで、その話はストップしなければいけない状態でした。
自分としてもキャリアを考えると少し歯がゆい気持ちでしたが、仕事がハードすぎてメンタル的にも体力的にもだいぶ疲労していた時期だったので、良いリフレッシュ期間になるだろうということで、昇格を目指すのは断念し、妊娠したため産休育休に入ることを上司に伝えることにしました。
上司や職場の反応としては、驚きと共に祝福してくれ、応援してくれるようでした。ただし部署的にはかなりの人財損失になる当事で、急ピッチで私の業務内容の引き継ぎや、新しい採用も検討していく、という事でした。
会社や同じ部署の人にはかなり負担や心配をかけてしまう影響が出てしまったのは事実でしたが、私の属人化していた業務を見直すきっかけになったり、メンバーの意識改革にも貢献できたと思います。
かなり残っていた有給を消化させてもらう予定なので、報告から約半年で、産休に入ることになりました。
出生前診断についての個人的な考え
39歳〜40歳の妊娠になり、高齢出産になるため、調べると出生前診断について色々と記事が出てきます。
夫婦でもかなり話し合いましたが、私たちは下記の観点から出生前診断をしないことに決めました。
- 出生前診断を受けるなら大きな病院での検査になること
- 出生前診断は、あくまでも可能性を調べるだけで、100%の診断は事前にできないこと。
- 診断の結果次第では、産まない選択があるのか?ということ。
- 夫婦ともに健康であるから妊娠できたのだから、リスクの心配をせずに自信を持とう!となったこと
- 金銭的にも費用がかなりかかること。
などなどです。いろいろな立場や状況があって、考え方は様々だと思いますが、私たちは上記のような理由からしない決断に至りました。
妊娠9ヶ月目に入り、今思うこと
妊娠期間中、逆子の期間が長かかったものの、今は順調に経過しており臨月が見えてきました。
毎日終日、元気な胎動を感じて穏やかな産休の日々を過ごしている中、今想うことは、『産む決断をして良かったな』ということです。
まさか授かるとは思っていなかったので、妹が欲しいと言っていた娘に対して、代わりに犬を飼うことにしたのですが、犬を飼い始めた後に3人目を授かるなんて・・・
希望していたわけではない偶然に、何か運命を感じて決断をして良かったです。
年が離れすぎている兄妹になることも考えすぎると無限に心配は出てきますが、歳の差兄妹であるが故のメリットもあるはずなので、今は子どもたちのサポートを期待しながら、高齢での育児を夫婦で楽しみにしているところです。
また出産後、そのあたりの経過レポートは随時ブログに書きたいと思っているので待っていてください。
コメント